レーゲンスブルクはドイツの南部、バイエルン州にあります。ドナウ川とレーゲン川の合流点に位置し、ミュンヘン中央駅からは北に向かって、列車で1時間30分です。
北ヨーロッパとヴェネツィアを結ぶ交易ルートの中継点として13世紀から15世紀にかけて最も繁栄し、その後も神聖ローマ帝国の議会が置かれ、政治的な中心地にもなりました。
レーゲンスブルク中央駅から、バスの1日乗車券を買ってバスで廻る方法もありますが、旧市街の中心である大聖堂まで歩いて15分くらいなので、徒歩で旧市街をゆっくりと見て廻るのもいいと思います。
マクシミリアン通りを、しばらく歩くと世界遺産の大聖堂が見えてきました。
13世紀から14世紀にかけて建てられたゴシック様式です。
正面からの写真です。右下に人々が小さく写ってるのですが、見えますか。高さは105メートルもあります。
中に入ってみました。正面の祭壇ですが、後方のステンドグラスと調和して、とても奇麗です。ドイツの大聖堂に、これほど美しい祭壇が存在するとは驚きです。
大聖堂の中にある全てのステンドグラスに感動しました。撮ってきた写真の全部をここに掲載できないのが残念です。
2009年に設置されたパイプオルガンは、壁掛け式では世界最大だそうです。重さが37トンもあり、4本の鋼鉄ロープで吊るされていますが、この教会の中に溶け込んでいます。
運よく演奏中でしたが、エレベーターで昇るという奏者の演奏台は下からは見えず、天から降り注ぐ荘厳な音色のようでした。
大聖堂を出て、世界遺産の旧市街を歩きました。壁画ならよく見かけますが、この大きな壁画はビルの構造ともよく合ってます。
ドナウ川にかかるシュタイネルネ橋を渡ります。この石橋は12世紀に建造されました。
世界遺産の旧市街と大聖堂を眺められます。
橋の上から見ると、芝生で地元の人達がランチを食べながらくつろいでます。のどかな景色です。
レーゲンスブルクの旧市街にはローマ時代以来の歴史的建造物が数多く保存されており、「建物の博物館」とも称されます。2006年に、その旧市街が世界遺産に指定されました。