米ウォールストリートジャーナル(WSJ)は10日、2011年の米金融企業34社の報酬の独自集計を報道し、総額が1590億ドル(約12兆2500億円)になることがわかった。前年2010年の1720億ドル(約13兆2300億円)より、約1割減収となる。
これは、WSJが毎年、34の上場する米金融企業を独自集計しているもの。昨年の1590億ドルは、2008年以降では最少の金額となった。
例として、証券大手ゴールドマンサックスの場合は平均が、2010年が43万1000ドル(約3313万円)だったが、11年は38万5000ドル(約2960万円)と、約1割減少している。ちなみに同社は2007年は、66万1000ドルだったという。
今年2012年の展望として、回復は望みにくいとしている。