中国でジャイアントパンダの人工繁殖を行うための施設が四川省・成都に完成し11日、式典が行われ、元NBA選手で国民的英雄ヤオ・ミン氏も出席した。
この施設は、成都の山中に130万平方メートルという広い敷地に完成したもので、ジャイアントパンダを今後数年かけて野生に戻すことができるように育成を進めていくのだという。
また、先に育成されてきたパンダ6頭を野生に帰すという。いったん人に飼育されてしまうと、野生に適応できないことが多いことがこれまでの研究でわかっていることから、6頭のグループで解放されることになった。
育成にあたってはこれまでにも研究員が、人に慣らさないようにパンダの着ぐるみ姿になって、パンダに接するなど様々な苦労があった。

近く野生に帰されるパンダたち