相場予想があたらず、お詫び金を手渡しした投資家

約束は絶対に守る


100元を求めて列に並ぶ人立ち(ウェイボーより)
 多くのネットユーザーは、男性の発言を“軽い冗談”と受け取ったかもしれないが、男性は約束を守った。ウェイボー上で、配布場所や方法、時間や当日の連絡先などを事細かに記し、「すべての準備は整った」と、2012年元旦昼間、友達2人とボランティア5人と共に、集まったネットユーザーに100元を配ったのだった。

 配布は11時55分から始まったが、わずか数十分で配り終えてしまった。配った金額はわずか61人分の6100元(約7万4000円)。多くのユーザーが、単なる冗談と思っただろうし、深センまでわざわざ取りにいける人も少なかったのだろう。「天朝老鉄」は、取りに来られなかったユーザーの希望に応えて、残りの約19万元(約230万円)を慈善活動に寄付する意向を示した。

 現金配布から9日後、男性はウェイボー上で、「19万元の使い道を考えたが、もっと他の選択肢も検討したい」とネットユーザーからの意見を募った。

 ところが、このつぶやきの転送数は34人ほど。「貧しい農村の子供たちの為に使ってほしい」などの意見が数件寄せられたが、反響は今一歩の様子だ。ご意見募集期間は来月8日まで。どんな結末を迎えるのだろうか。

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