米PE大手TPGがオリンパスに1億ドル拠出計画

 医療機器メーカーのオリンパスが新たな資本提携先を探している件で、米プライベート・エクイティ大手TPGが、1億ドルの拠出を検討していることが、14日米NYタイムズの報道でわかった。

 関係者の話として、13日までにTPG関係者が1億ドル規模の出資を検討している、と伝えられている。交渉の有無などについてはまだわからない。

 オリンパスはまだ具体的な提携先を決めておらず正式発表には至っていない。最大でも1000億円規模の増資を行う方針は固めている。これまでの報道ベースでは、ソニーなどの日本企業、さらには韓国のサムスン電子の名前も挙がってはいる。

 3月か4月に開催が予定される臨時株主総会までには、資本提携先を決める見通し。

 TPGはディストレス状態への投資について経験と実績があり、かつて日本企業の場合では、日本航空の経営破綻の際には、豪マッコーリーグループと組んで14億ドルの拠出を申し出たこともあった。

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