米大手ヘッジファンドのシタデルは、投資家向けのレターの中で、2008年以前の運用金額の水準に戻ったことを報告した。
米NYタイムズが入手した同社の投資家向けレターによると、2008年のリーマンショック時には、50%を超えるマイナスリターンに悩まされた。しかし、その後の3年間の運用で2倍以上になり、2007年の水準にまで引き戻したという。
創業者ケネス・グリフィン氏は「今年1月17日時点で、ケンジントン、ウエリントン(同社運用のヘッジファンド)はうれしいことに、ハイウォーターマークを超えました」と明かしている。また「世界は2008年に激変しました。我々の能力をこの環境に適応するために尽力しました」と語った。
同社は今年に入っても好調な様子だという。