中国人富裕層の愛人になりたいか?

 「中国人富裕層の愛人になろう」。

 昨年あたりから、このような「不謹慎極まりない」報道が目に留まるようになってきた。
これは、中国では「愛人業」として、自らを富裕層に売り込む女子大生が多数現れたり、さらには、米経済誌フォーブスまで西洋の美女は中国人富豪に嫁げというようなコラムを掲載したことも。ちなみに、嫁げない場合は、愛人をお勧めするという冗談ともつかない記事だった。


(写真と本文は無関係です)
 若さが武器である今こそ、将来の身分保証、生活保証を勝ち取っておきたいと思うのは正しい人間心理だろう。しかし、それは女性にしか通用しない話だ。男性はコツコツ働いていくしかない…。

 ところで、日本に目を転じても、元本割れを起こしている運用年金の確定拠出年金(本版401K)が相次いでいるという。400万人が加入しているとも言われているが、格付投資情報センターが加入者140万人分について調査したところ、昨年9月末時点で約6割が元本割れしているのだという。また運用利回りも想定3%に対してマイナス1.89%だという。(週刊ダイヤモンド 2011年12月28日号より)

 公的年金の条件が今後厳しくなる、とばかりにこちらへ駆けこんでも結果は散々なものなのだ。

 その公的年金だが、平成13~22年度の年金積立金の運用収益率が年率平均1.57%、累積収益額23兆円。同21年の財政検証で出された利回り年率4.1%を半分以上も下回っていることが明らかになっている(厚生労働省年金局)。

 要は、公的年金も、その穴埋めとして期待されている確定拠出年金(401K)もダメなのだ。

 これは本当に中国人富裕層の愛人になるしか道はないのか…。

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