名門オンワード牧場が閉鎖へ

 アパレル大手「オンワード樫山」創業者の故・樫山純三氏が創業した、サラブレッド生産の名門牧場「オンワード牧場」が閉鎖を決めたことが2日、サンケイスポーツの報道でわかった。

 同牧場は1960年10月、中央競馬の有力馬主の一人であった樫山純三氏が誕生させ、オンワードガイが朝日杯3歳Sを制するなどした。ただ、近年は活躍馬が出ずに、オンワード牧場名義の馬は中央競馬にはいない。

 所有と生産が一体であるオーナーブリーダーという形式を取る同牧場は、名門メジロ牧場が昨年に解散するなどひじょうに経営状態は厳しく存続は難しい。

 また、同紙によると、ウオッカ、タニノギムレットなど4頭のダービー馬を生産したカントリー牧場も近く、閉鎖を正式に発表するという。

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