Facebook上場にワクワクする加州

 フェイスブックが新規株式上場すれば、最も喜ぶのはカリフォルニア州になる。というよりも今から待ち遠しくてワクワクしていることだろう。

 地元メディアでも、カリフォルニアの社会保障や公務員の将来はフェースブックのIPOにかかっている、との報道が目立つ。

 LAタイムズによると、2004年はグーグルが上場したために、株式売却によるキャピタルゲイン税は、2004年に397億ドルから、2005年、540億ドルに増加したという。約140億ドルの増加になる。

 IPOはキャピタル・ゲインの10%が州税として課税される。ブラウン州知事が発表した、州政府の予算案では92億ドルの赤字となっている州財政だが、グーグルの例を取れば、お釣りが来そうだ。

 同時に社員による高額消費も見込まれる上に、雇用増加で人口も増加。さらには、州に本社を置く40社が2012年中での上場を目指しているともいい、副次的な効果も大きいものが見込めそうだ。

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