13日発売のビジネス誌「週刊ダイヤモンド」がディズニーの特集で、一方の「週刊東洋経済」が東京電力の特集を組んだ。前者が「夢と魔法の舞台裏」などウキウキするような見出しが並ぶのに対し、後者は「偽りの延命」とまさに好対照になっている。
アン・スウィーニー氏
ダイヤモンドの「世界最強ブランド大解剖「ディズニーの『裏側』」では、夢をどのように形にし、そして収益につなげていくのかというビジネス面や、ファンにはうれしいディズニー映画の歴史がわかる切り離し可能な冊子「ディズニー映画の系譜」のコーナーなどもある。
また、ディズニーを語る上で、お約束でもある「ディズニー・ABCテレビジョン・グループ」の美人社長と名高いアン・スウィーニー氏が登場し、約1ページ分語っている。
一方の東洋経済は「東京電力偽りの延命」とおどろおどろしい見出しが見開きで飛び込んでくる。そして、勝俣恒久会長の意図を分析したり、料金値上げ、「原発コスト8.9円のウソ」など生活者への情報も含め盛りだくさん。
また、細野豪志原発事故担当相の2ページに渡るインタビューもある。
さらには、関西電力のコーナーも展開。原発全基停止による、ブラックアウトの可能性なども検証している。
両雄ともに、いずれ劣らぬ力作だが、読後感がこれほど違う号も珍しいのでは。