なぜ埼玉県民は出世できないのか?

 人口10万人あたりの社長輩出数で、全国都道府県の中で最下位だった埼玉県(帝国データバンク調べ)。プレジデント誌(3月5日号)の「出身地のDNA鑑定」という特集に、「なぜ、埼玉県は出世できないのか?」との分析がある。

 同誌
3月5日号
によると、「ダメ県民DATA」というデータの裏付けとして、前出の社長輩出数、内閣総理大臣の輩出数0人、月間総実労働時間数全国43位、負債残高(世帯あたり)全国2位、消費支出(世帯あたり)全国1位などを列挙している。

 同誌の分析としては、やはり埼玉県民は恵まれ豊かであるということを挙げている。衣食住もほとんど整っており、適度に仕事し、適度に遊び、それでよしとするのが特徴で、出世欲や自立心はない、としている。それで、役員の一歩手前までで伸び悩むようだ。

 ただし、その緩さが実は強烈な強さでもある。

 しまむら、サイゼリヤ、ハイディ日高などの超優良企業も埼玉には多い。『しまむらとヤオコー 小さな町が生んだ2大小売チェーン』(小川孔輔・法政大経営大学院教授)などによれば、「中途半端な田舎理論」だと説明されている。

 都会すぎず田舎すぎずほどよいポジションで、埼玉こそが日本の縮図であるとの理論だ。突出した社長は出さないが、協調性がひじょうに高く、着実な成果を上げるというのが特徴的だ。

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