中国深圳で最も若い女性富豪の資産総額16億円

 中国・深圳市で、26歳の女性が資産総額1.31億元(約16億5000万円)を手にし、市内では最も若い女性億万長者となった。

 南方日報が伝えたところによると、億万長者になったのは李馳(り ち)さん。1985年10月生まれの26歳で、深圳万潤科技股份有限公司の経営者、李志江(り しこう)・羅小艶(ら しょうえん)夫妻の娘だ。先日、この会社が上場し、800万株を所有する李馳さんが、時価総額1.31億元の億万長者となった。一昨年まで証券会社で働いていたというが、中国では証券会社に勤務する人などは株の取引は禁止されているため、今は会社を辞めて無職だという。

 万潤科技は、2002年12月に創設された会社で、LED照明の研究開発、生産などを行っている。同社の発表によると、李夫婦それぞれと娘が株式を所有し、その割合は全体発行額の43.55%を占める。

 いわゆる“家族企業”の上場では、しばしばこのような「子供株主」誕生するのも珍しい事ではない。2010年には向日葵光能科技股份有限公司が上場した際には、当時6歳だった呉沁怡(ご しんい)さんが最年少の大株主となった。また、中国で良く知られているのは、当時26歳だった楊恵妍(よう けいけん)さんが、父親から不動産開発業・碧桂园の株式、数百億を譲り受け、2007年には中国トップの富豪になったこともある。

 中国の会社法や企業法の中には、株主や投資者の年齢制限がないため、こうした「子供株主」は一夜にして富豪になって、世間の注目をたびたび集めている。

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