無敵のアップルに株価半額の270ドル予想

 2日の取引で545.18ドルまで上昇した米アップルの株価。共同創業者のスティーブ・ウォズニアック氏が1000ドル到達の予想まで出したように、強気予想が圧倒的である。そんな中で、半額の270ドルの予想をするアナリストが現れた。

 カナダのACIリサーチのエド・ザビツスキー氏で、米CNBCが調べたアナリスト50人のアップル株の予想では唯一、ただ一人だけ売り推奨しているのだ。同氏は今年に入ってから、株価が400ドルを超える前から危険水域に入る旨の警告を行ってきた。

 しかも、目標株価は今の半額だ。

 2日のCNBCに出演し、「重要な転換点に差し掛かったことを、まだウォールストリートでは気がついていない」などと述べた。理由としてはHTML5を介してインターネット接続すれば、WebAppsは必要なくなることや、アンドロイド伸長によって価格競争に巻き込まれ、利益率が半分になることを見通しとして挙げた。

 みんな強気になっているアップル。2001年に上場来最安値14.4ドルだったが、その地点から見れば今は株価約38倍。当時購入していれば、売りたくなる気持ちは出てくる。ただ、新規参入者は乗るべきか見るだけにすべきか、ある種のチキンレースのような選択になる。

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