世界を巡るポートレイトの巨匠が撮る


ベンジャミン・リー氏
 その人の内面を映し出すようなポートレイト、世界中のセレブを撮影するフォトグラファー、ベンジャミン・リー(Benjamin Lee)氏の写真展「THEATRE of the FACE」の最終日で、東京アメリカンクラブの「FREDERICK HARRIS GALLAERY」へ。

 彼とはParis Photoの取材のときにご一緒させていただいたご縁です。被写体となっているのは、三宅一生や坂本龍一、安藤忠雄やフィリップ・スタルクといったアーティスティックな人達、コン・リーや山口小夜子といった世紀の美女達、そしてカンヌ映画祭や香港中国返還などその時を切りとったような写真も。

 中国で生まれ、カナダのトロントで育ったリー氏は74年からロンドンで活動。多くの著名人のポートレイトや広告写真を手がけ。英国デザイン・アート・ディレクション賞を2度受賞。現在、拠点を日本に移して雑誌『Pen』での連載はじめ雑誌や広告の分野で活躍されています。



 彼のポートレイトは、撮られる人の個性に合わせて、被写体を彼独特の不思議な空間に連れ出すよう。普段は会員のみしか入れない東京アメリカンクラブ。50年以上に及び会員でアーティストでもあった故フレデリック・ハリス博士を偲ぶ、由緒あるギャラリーで、ベンジャミン氏その人から、撮影のときのエピソードなども伺いながら写真を拝見しました。



 パリ、NY、ロンドンそしてメキシコや中国など世界を撮影のために巡り歩いているベンベンジャミン氏ですが、テーマは人、ポートレイトです。聞けば、依頼をされれば個人のために撮影をされることもあるそうで、ホームページからの問い合わせで経営者の写真を撮ることも。世界のセレブリティの写真と肩を並べるような、自分の写真というのも1枚、生涯の思い出によいかもしれません。(問い合わせ:http://www.benjamin-lee.jp/)

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