米誌フォーブスの2012年長者番付が発表され、日本の1位はファーストリテイリング創業者の柳井正氏で、資産額を100億ドルの大台に乗せた。また、世界でも88位とベスト100入りを果たしている。と同時に35歳という若さでグリー創業者、田中良和氏が5位に入り、初のトップ10入りとなった。
大台100億ドル突破
昨年は日本からは26人がリストアップされたが、2人減少して今年は24人になった。そんな中で、ユニクロを展開するファーストリテイリング創業者の柳井正氏が、100億ドル(約8130億円)の大台を突破し、世界で88位となった。株価回復などもあり、昨年よりも約2割の資産額アップとなっている。
活動としては東日本大震災義援金として、個人で10億円を寄付。また、自身の株式の一部である約530万株を、配当課税のないオランダ国籍の会社に、社会貢献活動に使っていく目的で、譲渡している。
◆フォーブス長者番付(敬称略、資産額、年齢、所属、世界順位)
1 柳井正 100億ドル 63 ユニクロ 88
2 孫正義 72億ドル 54 ソフトバンク127
3 三木谷浩史 62億ドル 47 楽天 161
4 毒島邦夫 59億ドル 86 平和 169
5 田中良和 43億ドル 35 グリー 248
6 森章一族 35億ドル 75 森トラスト 314
6 滝崎武光 35億ドル 66 キーエンス 314
8 韓昌祐 31億ドル 81 マルハン 367
8 高原慶一朗 31億ドル 81 ユニチャーム367
10 糸山英太郎 29億ドル 69 新日本観光 401
一昨年からフォーブスのこのランキングに顔を出すようになった、グリー創業者の田中良和氏がついに5位となった。