師匠の背中が見える位置に
田中良和氏
成功の要因をかつて「自分がいいと思っても、世の中では流行るまでに5年くらい掛かる場合がある。5年後のインターネットがどうなるかを考えなければならないと思った」と語った田中氏。
SNSグリーがソーシャルゲームへと変貌し、あれよあれよという間に時価総額は5600億円(3月8日場中時点)に。昨年は初めてライバルのディー・エヌ・エーを時価総額で抜き去った。
かつて、オフィスに6人しかいない時代の楽天で働いた経験を持つ田中氏。起業の師匠ともいうべき存在の三木谷浩史氏は62億ドルで3位となっている。師匠の背中が見えてきた。
一方で、グリーの煽りを食ったと言われるトップ10常連の任天堂創業家の山内溥氏は、株価下落の影響もあり25億ドルで13位となっている。また、ZOZOTOWNを運営するスタートトゥデイの前澤友作氏(36)も、もう一人の30代として、21位に入っている。