AIJ幹部「運用成績は社長しか知らない」

 AIJ投資顧問による巨額の年金消失問題で、幹部という人物が「(浅川社長が)ここ数年は、集めたカネを全て投資失敗の穴埋めに使う自転車操業が続いていたのでは」と、週刊現代(3月24日号)で語っている。

 同社には以下の3本のファンドがある。
「エイム・ミレニアム・ファンド」
「グローバル・ミレニアム・ファンド」
「ミレニアム・ストラテジー・ファンド」

 そのうち、最後の「ミレニアム-」は2005年に開始して、3カ月でいきなり22.5%のマイナスになったこともあったという。

 実際の収益率を把握していたのは浅川社長1人だけのようで、この幹部は「運用実績については、完全にブラックボックスになっていたのです」としている。

 つまり、最近でも募集されていたなら、それは自転車操業のために集めていたことになる。強制捜査が入る日も近いと言われるが、全容解明はいつになるか。

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