米アップル株が960ドルに達するとのアナリスト予想が飛び出した。モルガン・スタンレーのアナリストのケイティ・ユベルティ氏で、過去一貫してアップル株の上昇を支持している。
今週はｉＰａｄの新モデルが発売されたということもあり、一時的には株価が初の600ドルを突破する場面もあった。週末16日終値が588.57ドルとなっている。
現在の時価総額が約5400億ドルだが、目標9000億ドルということになる。新型ｉＰａｄを発売したほか、ｉＰｈｏｎｅが新興国市場でまだこれから伸びるポテンシャルを秘めている、との理由で960ドルという強気予想となった。
すでにアップル株は今年に入り44％の上昇。それでもまだクライマックスが近い、との見方は少ない。
というのもＩＴバブル期のような過熱感はなく、アップルの株価収益率は、まだ17倍にとどまっている。
もう一人のスティーブ、ことアップル共同創業者のスティーブ・ウォズニアック氏が1株1000ドルの可能性を以前に語っているが、荒唐無稽な話とは言い切れないようになってきた。
