米アップルは、ティム・クックCEO、ピーター・オッペンハイマーCFOが、現預金についての議論の結果を発表する電話会議を19日(米時間)に開催すると発表した。
同社は日本円にして約8兆円の現預金を手元に持つ、世界一のキャッシュリッチ企業。会社規模を超える手元預金でもあり、今年の株主総会でも、配当や株式分割に対しての質問が出ていた。
クックCEOは「株主にとって利益になるように最善の使い方を考えていきます」とだけ答え、明言は避けていた。
無配を続けるアップルはまだまだグロース株だが、配当によってバリュー株化するとの懸念の声もある。ただし、会社規模に見合わないほどに積み上がったキャッシュは、配当など株主還元を行っても、まだまだ余裕はあり、現経営陣は決断を迫られている。
ティム・クック氏