ウケるブログとは「物語性」の高さ

 ウケるブログとは「物語性」の高さ。ブログに関してこんな傾向が、早稲田大学マーケティング・コミュニケーション研究所とNTTレゾナントが発表した「ブログの影響力に関する調査」の結果で明らかになった。

 架空の「ブログに掲載された温泉旅行記」を提示し、ブログに対して感じた物語性の高さで回答者を3グループに分類して分析した。すると、ブログに対して物語性が高いと評価したグループでは、ブログ記事で語られている対象やテーマ(本調査の場合は「温泉」)についての評価が、物語性が低いと評価したグループに比べて高い傾向があった。

 また、ブログ記事そのものに対する評価についても、物語性が高いと評価したグループでのほうが、物語性が低いと評価したグループより高い傾向があった。さらに、元々関心がある対象やテーマにおいて、記事内に呼びかけがあると、より一層ブログの物語性が高まることが明らかになった。

 年齢が高い人、関心度の高い人、情報感度の高い人が「物語性」を重視していたことも明らかになっている。
   
 同調査は、gooリサーチなどの消費者モニター950人を対象に昨年の12月に、インターネットでアンケート を行った。回答者の属性は10代18.9%、20代20.4%、30代19.6%、40代20.6%、50代以上20.4%。男女比は男性48.2%、女性51.8%だった。

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