台湾・鴻海がシャープの筆頭株主へ

 シャープは27日、台湾の電子機器メーカー、鴻海精密工業グループとの資本提携を発表した。同グループへの第三者割当増資を実施し、グループ4社の保有株比率が計9.88%となり、筆頭株主となる。

 シャープによると、堺工場生産の液晶パネル、モジュールを最終的に50%まで引き取り、同工場を共同で事業運営していくことになる。加えて、両社の強みを活かしたグローバルレベルの新たなビジネスモデルを構築し、国際競争力を磨き、タイムリーな商品を市場に投入していくことを目指す。

 鴻海グループは、平成22年12月連結売上高8兆2992万円、同純利益2089億円、1株あたり利益5.54円。同グループは、アップルのiPhoneやiPadなどの製造でも知られている。

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