国内最高齢コアラ、23歳11カ月で死亡

 東山動物園(名古屋市)は30日、国内最高齢のコアラ「ラム」が老衰のため死亡した、と発表した。国内飼育コアラとしては歴代最高齢の23歳11カ月。

 ラムは1989年11月、ブリーディングローンにより東京・多摩動物園から東山へ来園。それ以来22年間にわたって市民に親しまれてきた。体重は7.1キロ、体長63センチ(死亡時)。

 これで、東山の飼育コララは6頭(オス2頭、メス4頭)となった。コアラ舎内には4月8日まで、献花台を設置する。

 コアラは、オーストラリア北東部のユーカリ林に生息し、ユーカリしか食べない。日本では1984年から飼育されている。寿命は12~13年とされる。

 今までの記録保持者はラムの父親であるタムタムで22歳1カ月。また、ラムの妹ランは21歳まで生息。そして、姉ピッピも17歳9カ月まで生きた長寿家系だった。


ラム(2010年5月、東山動物園撮影)

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