首都直下型地震、震度7広範囲に分布(文科省試算)

 文部科学省は30日、東京湾北部でマグニチュード7.3規模の地震が発生した場合の揺れを試算した震度分布図を発表し、中央防災会議の検討ではほとんどみられなかった震度7の地域が点在する結果となった。

 試算によると、東京湾北岸で地震が発生したと場合、東京都東部、東京~神奈川の県境などで震度7が分布する結果となった。また、ひじょうに広範囲で震度6が分布することを明らかになっている。

 ただし、次の首都直下地震が東京湾北部地震になるかどうかはよくわかっていないなど、試算には限界が存在するとの見解も示している。

 今回の試算は多くの仮定に基づいているので、結果の中で強い揺れが予測された地域だけ将来の地震災害に備えれば良いということではなく、南関東のどこでも首都直下地震による強い揺れに備えるべきだ、としている。


よかったらシェアしてね!
目次
閉じる