山水電気が民事再生法の適用を申請

 名門音響機器メーカーの山水電気が東京地裁に民事再生法の適用を申請し、受理されたことが、帝国データバンクの調査で2日わかった。 負債は2011年12月31日時点で、約2億4765万円。

 同社は1944年創業で、70年3月に東証、大証それぞれ1部へ上場。84年10月期には年間売上高約525億5200万円を計上するなど、高級アンプ「SANSUI」ブランドは、世界的に高く評価されていた。

 その後は、海外企業の傘下に入り経営再建を目指してきたが、昨年、親会社ザ・グランデ・ホールディングズ・リミテッド(香港)も事実上の倒産状態に。資金調達のメドがまったく立っておらず、今期の定時株主総会も延期していた。

 東証では、5月3日付けで上場廃止となる予定。

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