FOMC議事録公開、追加緩和策が後退

 米連邦準備制度理事会(FRB)は3日、前回3月13日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録を公開し、メンバー中では、金融緩和の追加政策を望んでいる委員は少数だということがわかった。

 前々回1月に開催のFOMCでは、追加緩和を望む声が強かったが、前回3月分では、その意欲が大きく後退した。1月の会合では、インフレ率が2%を下回りそうな場合は、追加策が必要か、としていた。だが、3月の会合では、長期的なインフレ期待は安定的だとし、また、
金融市場においては、現段階では緩和が進んでいるとの認識もあった。

 FRBは4月24~25日の次回会合を開き、また、バーナンキ議長が記者会見も行う。

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