ウイルスセキュリティ会社「ドクター・ウエブ・パシフィック」は5日、「Ｍａｃ ＯＳ Ｘ」で55万台以上が、トロイの木馬と呼ばれるウイルスに感染している、との調査結果を発表した。
フラッシュバックと呼ばれるトロイの木馬は昨年初めて発見され、アメリカで30万台以上の感染ホスト台数が発見されるなどしていた。これで全体の56.6％で、次いでカナダで10万台以上、19.8％、英国が12.8％で、上位3カ国で約80％を占める結果となった。ちなみに、日本は、全体の0.1％だった。
同社は、「Ｍａｃ ＯＳ Ｘに対するサイバー驚異は無いと指摘するエキスパートの主張に異議を唱える結果となりました」としている。
また、同マルウェアは進化を遂げ、Ｊａｖａの脆弱性を悪用してＭａｃシステムを標的にするようになり、先週末に登場した新たな変種は、アップルが4月3日にパッチをリリースしたＪａｖａの脆弱性を利用している、としている。
