種牡馬アグネスタキオン急死で50億円の機会損失?

 日本のトップ種牡馬アグネスタキオンが22日、繋養(けいよう)先の北海道・早来の社台スタリオンステーションで急死した。11歳だった。死因は確認中。競馬サークルに与える衝撃は大きそうだ。この死による損失額は、ざっと50億円以上に上る可能性がある。

 この世に遺したのはわずかに8世代。現役のダービー馬ディープスカイ、グランプリホースのダイワスカーレットなどを出しており、昨年はリーディングサイヤーに輝き、日本競馬史上最高の評価を得た父サンデーサイレンスの待ち望んだ後継馬だった。

 祖母アグネスレディーはオークス馬、母アグネスフローラは桜花賞馬、兄アグネスフライトがダービー馬という超が付く良血馬。皐月賞まで4連勝し、そのまま引退を余儀なくされたが、ジャングルポケットやクロフネという強豪を破っており、3冠は間違いないとも言われた。引退後も18億円という巨額のシンジケートが組まれたくらいで、期待の大きさを示している。

 種付け料は1000万円で、今年は約200頭に種付け。これで20億円。そして昨年の産駒の総獲得賞金が約33億5000万円。ざっと50億円以上の損失になる。文字通りタキオンの一滴の血の持つ価値の大きさを数字が物語る。しかし、金額以上に、まだこれからというファンや競馬サークルの期待が奪われた損失は大きい。

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