東西がそして文明が交差するトルコへ!

 ヨーロッパとアジアにまたがり、東西の文化、そして古代からさまざまな文明が発展したトルコ。イスタンブルのブルーモスクやアヤソフィアなど、とにかく実物を見たい!
そして世界三大料理といわれるトルコ料理やトルコ・ワインを味わってみたい!
と念願のトルコへの旅に3月行って来ました。

 利用したのはトルコのフラッグシップ・キャリア、トルコ航空。イスタンブルを拠点に欧州各地をはじめ世界190都市以上に就航しています。創立79周年、日本就航は今年で23年目ということで、成田・関空からイスタンブルへは今やデイリーに飛んでいるそうな。今回利用のエコノミーでも、歯ブラシなどがセットされたアメニティとスリッパが配られるのは嬉しいサービス。機内のエンターテイメントも、映画は350近いセレクションで約12時間のフライトの間も飽きませんでした。(トルコ航空:http://www.turkishairlines.com/ja-JP/)



 イスタンブルでは6本のミナレット(尖塔)が特徴的なブルーモスクに入って内部の美しいイズミックタイルに感動し、ギリシャ正教会からモスクへと転じたアヤソフィアの歴史に思いをはせ、トプカプ宮殿の宝石の数々やモーゼの杖の展示に驚き、とテレビなどでもよく目にする名所ばかりですが、これがホンモノと感慨ひとしきり。すべて保存状態や復元などがきちんとしていて、歴史を重んずる国民性を感じます。

 さて、もう一つ楽しみにしていたのが本場のトルコ料理。地元マダムにも人気のオスマン宮廷料理のお店Nar Lokantasi(http://narlokantasi.com/en/)に行きました。グランドバザールから程近いお洒落なビルの5階にあって、店内はモダンなデザイン。まだオープンして8ヶ月とのことですが、ランチ時は満席の大人気。セットメニューは60トルコリラ(約3000円)、グラスワインは18トルコリラ(約900円)と、イスタンブルでは少しお高めの設定。各種オリーブオイルを使った前菜の、オイルのおいしさに感激します。季節の素材を生かし、味付けには合成のものは一切使用しないとのこと。西は地中海沿岸の北アフリカ、東はカスピ海からアラビア半島、北は中欧からバルカン半島まで広大な領土を誇ったオスマン帝国には20の民族が住み、東西の食文化が混ざり、宮廷料理として昇華されていったそう。



 メインは仔牛の煮込み料理、デザートはロクムと呼ばれる伝統的なお菓子でした。Narはザクロという意味で、トルコの名物、ザクロ100%の濃縮ソースや、オリーブオイルも売っています。こちらのオリーブオイルは、とってもピュアな味で、おみやげにもおすすめです。


 イスタンブルの史跡を見て回るだけでも(トプカプ宮殿だけでも)何日もかかりそうなのですが、ここから飛行機で1時間のイズミルからさらに車で1時間半、紀元前13世紀からの古代都市遺跡が残るエフェスには、さらにこれはホンモノ?と眼を疑うような精緻な彫刻や建物の遺構が残っていて驚かされます。この続きは次回に。
 (トルコ共和国大使館 文化広報参事官室:http://www.tourismturkey.jp/)

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