FRB議長「悪魔は細部に宿る」

 米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長は9日、アトランタ連銀の会合で講演した。サブタイトルは「悪魔は細部に宿る」という不吉な言い回しになっていた。

 議長は、金融危機を何とか切り抜けてきたものの、「完全には回復していない」などと語った。市場から注目された、追加の金融緩和政策については、言及しなかった。

 FRBのスピーチ原稿によると、バーナンキ議長は「悪魔は細部に宿る」として、金融危機の再発を防止するためにシャドーバンキングの規制強化や、銀行システムの強化などの取り組みをしっかりと行っていく必要性を述べた。

 また、中央銀行の重要性にも触れ、金融危機以降は中銀の存在や責任は重くなっていることなどを述べた。


バーナンキ議長

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる