ソニー最終赤字5200億円に、税費用を計上

 ソニーは10日、2012年3月期連結決算の最終赤字予想を従来の2200億円から、追加の税金費用3000億円を計上して5200億に修正すると発表した。

 同社の連結が準拠する米国会計原則では、繰り延べ税金資産の回収可能性を評価するために、数年間の累積損失はマイナス要因とみなされる。

 ただ、直近の数年間は累積損失となる見込みで、マイナスとプラスの両要因を比較した結果、ソニーは米国の連結納税グループの繰り延べ税金資産に対し、現金支出をともなわない評価性引当金を計上する見込みとなった。

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