高待遇すぎる「単身赴任貴族」in日本

広すぎて2階は使わない

 B氏は薬剤関係会社の日本支社の社長に今年1月に就任した。イギリス人で東京の前はボストン支社、その前はニューヨーク支社の社長を務めた。60歳で白髪で険しい視線の青い目が今までビジネスで乗り越えて来た荒波を物語っている。

 妻とは離婚した孫の顔を見るために、休暇はイギリスに帰ることが多い。現在は10歳ほど年下のガールフレンドと同棲。結婚は特に考えていないという。

 退職まで日本が最後の赴任先となりそうだ。住居は東京・元麻布の静かな住宅街にある、350平方メートルのモダンな家屋。二階建てで、ガールフレンドは「ほとんどの生活スペースは一階で事が足りるため、二階の寝室へは滅多に足を踏み入れない」と話していた。

 このA、B2人に共通しているのは次の点。
1自宅は港区で300平方メートル以上
2家賃にして150万円以上
3東京アメリカンクラブの会員(入会手続き金200万円、退会時返還なし)
4通勤はタクシーか運転手付きの公用車、公共の乗り物は使わない
5休日の移動は会社の用意した自家用車かタクシー
6秘書が2人以上
7日本食が大好き
8ミシュランガイドを見て食事場所を決める

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