コーヒー飲料大手ＵＣＣホールディングスは23日、欧州のコーヒー販売大手の「ユナイテッドコーヒー」を買収すると発表した。買収金額は約500億円で、ＵＣＣは販売量で世界8位から3位となる。
欧州のコーヒー市場は世界の約35％を占め、日本の6倍の規模を持つ世界最大のマーケット。ユナイテッド買収によって、最重要市場に大きな橋頭保を築くことになり、欧州市場で家庭用、業務用とシェアを伸ばすことが可能となる。
また、グローバル市場での共同仕入れによるコストダウンや、販路拡大による他の飲料品の海外展開もしやすくなるなどのメリットがある。
ユナイテッドはスイスに本社を持ち、昨年度の連結売上高が4億2194万ユーロ（約450億円）で、コーヒーの販売量は生豆換算で7万2000トンに上る。
