2008年9月に連邦破産法の適用を連邦裁判所に申請、11月には解散した米金融大手リーマンブラザーズの2007年の従業員の報酬が内部文書によって明らかになった。
米LAタイムズが公開した資料によると、最高給取りだったのはプロップトレーダーのロバートミラード氏で5130万ドル(現在の為替レートで約41億円)。以下、次のようになっている。
ロバート・ミラード 5130万ドル
マージン・シュワルツ 3130万ドル
ジョナサン・ホフマン 3090万ドル
ジョン・カサリーニ 1850万ドル
ヘンリー・クレイン 1820万ドル
ポール・ペンケット 1800万ドル
ベノワ・サボワ 1800万ドル
マーク・ウォルシュ 1750万ドル
アレックス・カーク 1700万ドル
リチャード・グラスブルック 1680万ドル(いずれも敬称略)
当時の最高経営責任者(CEO)であったリック・ファルド氏が4000万ドルだったために、ミラード氏がいかに高給取りだったかがわかる。
ミラード氏は現在はNYに拠点を置くヘッジファンド運用会社レルム・パートナーズを創業している。ちなみに05年の給与は380万ドルと07年とは比べるべくもない。しかし、LAタイムズの取材に対して「06、07年は完全には支払われていない」と述べており、会社の窮状ぶりを示してもいるようだ。