米アップルが、昨年の税金を24億ドル(約1915億円)を節税している、とNYタイムズが伝えている。
同社の本社所在地であるカリフォルニア州の法人税は8.8%だが、法人税が課されない隣接するネバダ州に資産管理会社を設立。また、海外でアイルランド、オランダなどの税率が低い国を使って、税を有効的に回避してきたという。
アップルは昨年、世界中で342億ドルの利益に対して、33億ドルの税金を支払ってきたという。こうした措置を取っていなければ、米連邦税をあと、24億ドル支払う必要があったという。
アップルはNYタイムズに対して「会計規則に準拠している」とした上で、「われわれは連邦政府や州に対して、これまでにも多大な税金を支払ってきた」との声明を発表している。
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