米アップルの「次期社長」とも言われている、上級副社長のスコット・フォーストール氏が
保有する自社株の95%を売却していたことが、3日わかった。
米証券取引委員会(SEC)に提出した書類によると、フォーストール氏は4月27日に、6万4151株、時価にして約3870万ドル(約31億円)を売却したことになっている。
次期社長候補の最右翼とされる人物の退社というわけではない。というのもフォーストール氏の今回の売却を、米メディアは税金の支払いのためだと見ている。
また、2013年までに15万株を、さらに2014年までに10万株を、2016年までに10万株をそれぞれ交付される予定でもあり、特にただちにアップルを辞めるメリットはないということになる。
フォーストール氏は、スタンフォード大でコンピュータサイエンスの修士号。NeXT出身で買収によりアップルに加わり、iOS開発の中心メンバー。内外から、次期社長候補と言われている。
スコット・フォーストール氏