家電量販店大手ビックカメラが11日、同大手コジマを買収する方向で最終調整に入ったことが報道され、東証でコジマ株は買い気配で始まった。ビックも2800円高の4万1300円で始まっている。
郊外型店舗を補完したいビックと、提携先を探してきたコジマ。両者ともに補完し合う形となりメリットが大きいと見られ、市場では好感されている。買収が実現なら、ヤマダに次いで業界2位になる。
コジマは2001年に業界初の5000億円を突破したが、02年に日本一の座をヤマダ電機に明け渡してから低迷。創業者・小島勝平氏の長男である章利氏が30代で後を継いだが、ヤマダなどの攻勢の前に劣勢となって、近年は提携先を探していた。
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