米銀行大手JPモルガンチェースが20億ドル(約1600億円)の損失を出していた件で、幹部3人が辞任すると14日、米ウォールストリートジャーナルが伝えている。
WSJによると、3人は経営幹部に名前を連ねるリスクマネージメント部門トップのイナ・ドルー最高投資責任者(CIO)、同トレード部門長らだという。
同行は10日、ここ1カ月半の間に想定以上のハイリスクなディーリングによって20億ドル(約1600億円)の損失を出していた、と緊急電話会見を開催し、発表している。
「ビッグ・ホエール」として、デリバティブを取引するトレーダーが巨大なポジションを取っており、大きな市場の歪みが出ている、との指摘があった。