東電、最終赤字は7816億円

 東京電力が14日発表した2012年3月期連結決算で、最終損益は7816億円の赤字となった。
赤字は前期の1兆2473億円に次いで2期連続となる。

 原発の稼働がなくなったことや、燃料価格の高騰により、経常費用が前年比13.2%増の5兆8020億円となった。そのため、営業利益も2725億円の赤字となっている。

 次期見通しとしては、電気料金の改定や、景気持ち直しによる電力販売量の増加を見込んでおり、連結で6兆250億円程度の売上高と見ている。一方で、費用面で、燃料費の増加は避けられないと見ている。連結で3550億円程度、連結で損益は1000億円程度と見ている。

 東電はすでに大口需要家向けの料金値上げをスタート。今年7月からは、規制部門(一般家庭向き)の値上げを計画している。

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