ヤフー経営のヘッジファンド、株買い増していた

CEOの学歴詐称騒動で、米ヤフーに3人の取締役を送り込んだ、ヘッジファンド運用会社サードポイントが、ヤフー株を約550万株買い増ししていたことが15日わかった。

米証券取引委員会(SEC)に提出したファイルによると、サードポイントは前四半期は約6600万株を保有していたが、今年第1四半期に約7000万株と増やしていたことがわかった。保有比率は約6%。

ヤフーとは委任状争奪戦を展開することを警告。その後に、スコット・トンプソンCEO(当時)の学位の記述に誤りがあることを指摘し、辞任を要求していた。結局、ダニエル・ローブ氏ら3人が経営陣に入ることで、矛を収めている。

ヤフーは2008年から数えてジェリー・ヤン、キャロル・ロバーツ、スコット・トンプソンと3人のCEOが退いている。

デビッド・アインホーン氏の運用会社グリーンライトキャピタルは、ヤフー株約300万株をすべて売却している。


ヤフー経営陣に入ったダニエル・ローブ氏ら

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