パイロット養成に資金を投下
2004年、宋さんは新聞で「民間航空会社のパイロットが不足している」という記事を読みこれだ! と思ったのだという。当時、中国国内には航空学校が数カ所しかないため、8割のパイロットが海外で訓練を受けていた。
2007年、宋さんは長い間築き上げてきた資金を元に、「湖北蔚藍航空学校」を設立。そして2009年には国からの認可を受けた。
今年、中国商用飛機有限公司が開発中のC919のパイロット養成も宋さんの学校が担当する事が決まるなど、宋さんのビジネスは順調だ。
さらに、中国富豪の間で人気を集めている“プライベートジェット機”の販売店もオープン予定。中国・湖北では初めての店となる。そこでは国産のジェット機を販売し、その後のメンテナンスなども請け負うということだ。