オリンパスが元社長と12億円で和解か

 オリンパスの社長を解任されたのは不当だとして、マイケル・ウッドフォード元社長(51)が同社を英労働審判所に訴えていた件で、同社がウッドフォード氏に1000万ポンド(約12億5000万円)を支払うことで和解する見通しだ、と英フィナンシャルタイムズが29日伝えた。

 28日に英ロンドンの労働審判所で予定されていた審判は延期になったといい、これで2回連続の延期だという。そのために、和解の協議を進める可能性を指摘している。

 今春、都内で行われオリンパスの臨時株主総会では、ウッドフォード氏は自らこの件について質問。会社側は、個別の案件には答えられないとの理由で、その場では回答しなかった。

 ウッドフォード氏は昨年、同社の巨額の損失隠しを指摘し、当時会長だった菊川剛氏ら取締役会で解任されていた。


マイケル・ウッドフォード氏

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