大阪市が職員の入れ墨調査で15人が回答を拒否していることが30日判明し、橋下徹市長は「組織上、許されない。思想信条の自由とか、自由や権利の履き違えもはなはだしい。従わないなら、組織をさっさと辞めて下さいよ」と述べた。
大阪市はこれまで約500人の職員に対して、入れ墨調査を行ってきた。リーガルチェックを経ているといい、回答を拒否した職員は処分する方針を打ち出していた。
市長はこれまで職員による不祥事が相次いだことなどを挙げ、「不祥事を考えるとトップが把握するのは当たり前。表現の自由だとかいう主張は認めません」とし、「正直者がバカを見る組織はあり得ません」として、処分する意思を改めて示した。