前年に配当を出し過ぎて無配に(平賀)

 チラシ印刷大手の平賀が、前年に配当可能額を越えて支払っていたことを理由に、平成24年3月期を無配にすると発表した。従来の配当予想は1株=30円としていた。

 同社の取締役の1人が過去にセミナーで分配可能額について講習を受けた経験があったことから、果たして可能かどうかについて気にとめて、再び検証作業を行い、問題がわかったという。同社は社内調査委員会で調査を行い、23年3月期の分配可能額もマイナスとなっていたことが判明した。

 同社では、剰余金の分配可能額は過去に算定はしていたが、最近は行っていなかったという。また、関係部署間での責任の所在も明らかにされていなかったという。

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる