洋式トイレを和式に変更せよ
もう一度だけ断っておくが、野村も「株主提案は原文のまま掲載しております」との文言まで、各ページの上部に念のために掲載している。次に紹介するのは信じられないようなもの。
◆日常の基本動作の見直しについて
「貴社のオフィス内の便器はすべて和式とし、足腰を鍛錬し、株価4桁を目指して
日々ふんばる旨定款に明記するものとする」
提案の理由としては「貴社はいままさに破たん寸前である。別の表現をすれば今がふんばりどきである。営業マンに大きな声を出させるような精神論では破たんは免れないが、和式便器に毎日またがり、下半身のねばりを強化すれば、かならず破綻は回避できる。できなかったら運が悪かったと諦めるしかない」としている。
野村側は、すべてについて「本議案に反対いたします」としている。
これは投資家からの手厳しい叱咤である、と考えた方が良いだろう。たとえ、この総会を乗り切っても、株主からは手痛い「しっぺ返し」と食らい続けることだろう。