オートラリアのエクスクルーシブな体験、ラグジュアリーロッジの2軒目は、以前に仕事で何度か訪れたメルボルンの郊外、車で西へ約1時間半、アンティークな感じがチャーミングなデイルスフォードDaylesrfordの町から程近いLake Houseです。(公式HP: http://www.lakehouse.com.au/)日本語の案内はこちらhttp://style.qantas.jp/luxury/gallery/lakehouse.php)。
ミネラルウォーターが湧き出る泉が80もあるという緑いっぱいのエリアに建つ、このラグジュアリーロッジの一番の特徴は、美食とスパ。オーナーであるAlla・Wolf・Taskerはオーストラリアで有名なエグゼクティブシェフの一人。1984年にここデイルスフォードにオープンしたレストランLake Houseが人気を呼び、アーティストでもあるご主人と二人、ホテルを開くに至り、今やメルボルンの美食家達が贅沢に休日を過ごすならここと評判のロッジになったのです。そしてワイン・スペクター誌の2011年BEST OF AWARD OF EXCELLENCE
に輝き、セラーには一万本のワインを持つという、ワイン好きには垂涎の場所。私の部屋からは広大な敷地とその名のとおりの湖が見えました。ワライカワセミがテラスを訪れ、野生のカンガルーもいるという自然の中の美食の楽園という感じ。しかも、アンティーク店や古本、カフェなどがあるかわいいデイルスフォードの町までもお散歩気分で歩いて行くこともできます。
ロッジのあちこちにはご主人の絵やローカル・アーティストの作品が並び和みます。ラグジュアリーであっても気取りがなく寛げるのがオーストラリアのロッジのよさ。ディナーはクリスピーなワンタンとのコンビネーションがおいしいSashimiの前菜と、ダックとフォアグラをボールにした揚げたものをメインに選びました。デザートは季節の果実、マルメロが。ジャムにされたりもしますがやわらかな甘みの不思議な味。女性の給仕もたくさんいて実にきびきびと働いて、気持ちよいサービスをしてくれます。お部屋に戻り、ジャグジーに入って、ゆっくり旅の疲れを癒します。
翌日は、車で丘にある気軽なカフェWOMBAT HILL HOUSEへ。温室を改造したかわいい造りで、地元の人に大人気。ランチ時はいっぱいです。ピザやヒヨコマメのサラダも、とにかく野菜がおいしい。Lake Houseとまた違う、カジュアルなテイストは地ビールとぴったりでした。さて、その後は、楽しみにしていたスパ・エクスペリエンス。まず、コンサルティングがとても丁寧、そしてセラピストが全員きれい!英国の高級スパブランド、エレミスを使用していますが、これはオーナーが世界を旅していて、エレミスに惚れ込んで選んだそう。そしてミネラルウォーターを使ったバス・プログラムもあります。私は、ちょっとこの水を口に含んでみたのですが、ものすごくミネラル分があって鉄のような味がします。美食、ワイン、スパとラグジュアリーステイの条件が揃ったLake Houseは、ただゆったりと滞在して自分を甘やかす週末にぴったりのロッジでした。
さて、短いながらシドニーのカフェやモダンな街並みと海、そしてチャーミングなバトラーサービスとシェフガーデンからのメニューが最高だったPretty Beach House、そして美食とスパに身をゆだねるLake Houseと満喫したラグジュアリー・ロッジズ・オブ・オーストラリアの旅。時差による疲れもなく、オージーの気を張らないサービス、そして自然に囲まれた環境が最高に贅沢だと思いました。
メルボルンから帰国の途につく最後に、ワンワールド・エメラルド会員とファーストクラス旅客だけが利用できるカンタス航空のファーストクラブ・ラウンジを使いました(カンタス航空と会員提携についてはqantas.comを参照)。まるで宇宙船を思わせるような広々としたラウンジ。モダンなデザインですがそこはオーストラリア、ウッドをふんだんに使ってナチュラル感もあって落ち着きます。
そして、ここでのお楽しみはカクテルで、バーテンの方がマティーニを作ってくれました。スパ・サービス(残念ながら私の出発時間にはクローズ)もあり、オーダーしてから出してくれる食事もおいしくて、上質なホテルのよう。
今回、短期なのに本当に寛いだ楽しい旅だったので、オーストラリアの次回の行き先を、このラウンジのPCで見たりしてしまいました。ますますおいしさに魅了されたオーストラリアワインの産地を、オーストラリア政府観光局のHP(http://www.australia.jp)にあるテーマ別の旅計画で調べたり・・・・・・。オーストラリアは広い。ラグジュアリーロッジも、ワイナリー、エアーズロック近くのテントロッジ、野生動物の宝庫、世界遺産の熱帯雨林の島など、心ひかれるテーマばかり(http://style.qantas.jp/luxury/)。帰国するというのにもう次を探す、そんな気分にさせられたラグジュアリー満喫の旅でした。