「小姐」遊びは今や昔、中国MBAが日本人で大盛況

 今、中国で働く日本人ビジネスマンにMBAが人気だ。日本企業の中国での日本人駐在員は、ここ平成17~23年の6年間で約8000人も増加している。(「海外在留邦人数調査統計」外務省領事局政策局)

 中国の駐在員がまずハマることといえば、ゴルフかKTV(カラオケ)だ。景気よく小姐(コールガール)と戯れる駐在員も数知れない。単身で時間を持て余す駐在員にとっては、物価が安く、羽目を外し易い環境ともいえる。

 だが、最近のビジネスマンは違う。週末を利用して、中国のビジネススクールでMBAを取得しているのだ。特に20~30歳代のビジネスマンは、就職氷河期を経験しているだからだろうか、自己投資に余念がない。日本でMBAというと、1~2年がかりで100~200万円程度の出費を覚悟する必要があるが、中国では一流校であってもその半分程度の費用が相場だ。

 上海の40代日本人駐在員は「1年前ゼロだった日本人が現在2割程度に増えており、来年より日系企業に限定したコースも始まることから日本人がますます増えるだろう」と話している。

 おまけに、最高学府の北京大学では、日本語の通訳まで付いているのだ。日本人駐在が最大のお客さんになる日は近い。


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