JPモルガンCEOが上院で謝罪

 米銀行大手JPモルガン・チェースの20億ドルに上る巨額の損失で、ジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)が13日、米上院の公聴会に参考人として出席し、「多くの人たちにご迷惑をおかけしたことを謝罪したい」と述べた。

 米CNBCなどによると、ロンドンのCIO部門が担当した、問題となっている取引については、「リスクヘッジ目的」であったことを明言。何らかの危機が発生した際には、損失をカバーし、大きなリターンを得ることも可能な取引であった、と説明した。

 ただ、終始、責任の所在については自分にあるとの姿勢は崩さなかった。また、同局のインタビューには、リスク度合いを測る社内手続きが変更されていたことも明かし、自身はこの決定に関与しておらず、無頓着であったことも認めた。

 ダイモン氏は、ウォール街でも、ホワイトハウスやFRBによる金融規制の強化については最も反対する急先鋒として知られる。19日にも議会での証言が予定されている。{IMG:88087:C:C}

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