AIJ投資顧問を家宅捜索、浅川社長を逮捕へ

 AIJ投資顧問の約2000億円の巨額の年金が損失した問題で、警視庁捜査2課は19日、虚偽の運用実績を提示して複数の年金基金から70億円の資金をだまし取ったとして、同社を家宅捜索するとともに、AIJの浅川和彦社長(60)の事情聴取を始めた。

 この日は東京・中央区のAIJの本社が捜索され、浅川社長の容疑が固まりしだいに逮捕する方針。NHKによると、浅川社長は実際の運用実績とは異なる実績を提示して東京、長野の2つの年金基金から約70億円の資金をだまし取った疑い。

 浅川社長はこれまで国会の証人喚問などでは、だますつもりはなく、リターンをあげて顧客に返したかったとする答弁を行っていた。しかし、虚偽の運用実績を報告していた事実は認めていた。

 厚生労働省の調査では、昨年3月時点で、74の基金のうち51基金が、積立金不足の状態である「代行割れ」を起こしており、代行割れの不足金総額は約2100億円で、1人あたりに換算して64万円になるという。


AIJ投資顧問が入るビル(東京・日本橋)

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