リーマン元幹部がローンを苦に自殺

 経営破綻した米証券大手リーマン・ブラザーズの元幹部が住宅ローンなどを苦に自殺していたことが、NYポストの報道で19日わかった。

 自殺したのは法人などの資産管理部門の幹部だったチャールズ・ホッパー氏。5月に、コネチカット州グリーンウィッチの自宅ガレージで首つり自殺しているところを家族が発見した。
すでに亡くなっていたという。

 ホッパー氏はリーマンショックの前年2007年に退社し、その後2年間は、シティグループで年収15万ドルという条件でのアドバイザリー契約で働く予定だったというが、金融危機のため話は立ち消えになったという。

 また、住宅ローンの支払いの残りはまで190万ドルあるといい、生命保険の条項には自殺でも支払いが行われるのだという。動機は明らかにはされていないものの、ローン返済が一つにはあったのかもしれない。

 大活躍した企業戦士には、あまりにも悲しい人生の結末だ。

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