ユーリカヘッジによると、2012年5月のヘッジファンド指数は前月比マイナス1.55%となった。これは6月15日までに報告されたファンドの平均(全体の68%)である。一方、MSCI世界株価指数は同期間にマイナス9.32%となり、ヘッジファンドが7.77%アウトパフォームする結果となった。
戦略別では、唯一、CTA/マネージド・フューチャーズのリターンが2.55%のプラスとなった以外は、すべてマイナスとなった。中でも株式ロング/ショートはマイナス3.68%と振るわなかった。地域別では、東欧ロシアヘッジファンド指数のマイナス11.53%を筆頭に、すべてマイナスとなった。
マクロ・ヘッジファンドの資産総額は初めて1500億ドルを超え過去最高に達した。
今年の1~5月で350のファンドが設立された。920のヘッジファンドが株式ロング・ショートで年初来10%超のリターンをあげたとユーリカヘッジは報告している。